避難時に忘れやすい持ち物|家を出る前に確認したいチェックリスト

災害に備えて非常持ち出し袋を準備していても、実際に避難するときには「普段使っているもの」を忘れてしまうことがあります。
例えば、スマートフォン、財布、普段飲んでいる薬、眼鏡、家や車の鍵などです。
これらは日常生活で使っているため、非常持ち出し袋へ入れっぱなしにすることが難しいものです。
そのため、非常持ち出し袋を準備するだけでなく、「避難するときに最後に持ち出すもの」もあらかじめ決めておきましょう。
この記事では、非常持ち出し袋にあらかじめ入れておく防災用品ではなく、避難する直前に忘れやすいものを中心に紹介します。
非常持ち出し袋そのものの中身については、下記の記事で詳しく紹介しています。
👉 「非常持ち出し袋に入れるものリスト|避難時に本当に必要な持ち物を解説」
非常持ち出し袋とは別に「避難直前に持つもの」を決めておこう
非常持ち出し袋には・・・
飲料水、非常食、懐中電灯、衛生用品、雨具、防寒用品など、普段使わないものをあらかじめ入れておくことができます。
しかし・・・
スマートフォン、財布、鍵、眼鏡、普段飲んでいる薬などは、毎日の生活で使います。
防災用品と一緒にしまっておくわけにはいきません。
そこで・・・
非常持ち出し袋=事前に準備しておくもの
普段使っているもの=避難直前に追加するもの
と分けて考えておくと、いざというときに分かりやすくなります。
玄関などに「避難時チェックリスト」を置いておくのも一つの方法です。
スマートフォン
スマートフォンは、災害情報の確認や家族との連絡などに役立つ重要なものです。
普段から使用しているため、非常持ち出し袋へ入れておくことはできません。
避難するときは、スマートフォンを持っているか確認しましょう。
ただし、危険が迫っている状況で、別の部屋などへスマートフォンを探しに戻ることは避けます。
持ち物より安全な避難を優先してください。
財布・現金
財布も普段使っているため、避難時に忘れやすいものの一つです。
停電や通信障害などによってキャッシュレス決済が利用できない場合も考えられるため、現金もある程度持っておくと役立ちます。
普段使う財布とは別に、非常持ち出し袋へ少額の現金を準備しておく方法もあります。
身分証明書
運転免許証やマイナンバーカードなど、本人確認に使えるものも確認しましょう。
例えば、
運転免許証
マイナンバーカード
障害者手帳
在留カード
などです。
普段から財布などに入れている場合は、財布ごと持ち出せば忘れにくくなります。
普段別の場所に保管している場合は、災害時にどこから持ち出すのか家族で共有しておきましょう。
普段飲んでいる薬・お薬手帳

普段から薬を服用している方は、避難するときに忘れないよう注意しましょう。
薬を毎日使用している場合、非常持ち出し袋へ入れっぱなしにできないこともあります。
そのため、
「避難するときは薬を持つ」
とチェックリストに書いておくと分かりやすくなります。
お薬手帳や薬の情報が分かるものも、避難先で医療を受ける際に役立ちます。
スマートフォンで管理している場合でも、必要な医療情報を別の方法でも確認できるようにしておくと安心です。
眼鏡・コンタクト用品
眼鏡も日常的に使っているため、避難時に忘れやすいものです。
視力が悪い方にとっては、眼鏡がないことで安全な移動そのものが難しくなる場合があります。
普段使っている眼鏡を忘れないようにしましょう。
予備の眼鏡がある場合は、非常持ち出し袋へ入れておく方法もあります。
コンタクトレンズを使用している方も、避難生活では普段どおり管理できない場合があるため、眼鏡も準備しておくと安心です。
補聴器など日常生活に欠かせないもの
補聴器など、日常生活に欠かせないものも忘れないようにしましょう。
補聴器を使用している場合には、本体だけでなく、必要に応じて、
予備電池、充電器、関連用品、なども確認します。
災害時に「これがないと生活に大きく困る」というものは人によって違います。
自分や家族に必要なものをあらかじめ確認しておくことが大切です。
家・車などの鍵
避難時には、自宅や車などの鍵も忘れないようにしましょう。
普段から置き場所を決め、家族で共有しておくと、災害時にも探す時間を減らせます。
特に避難を急いでいるときに鍵を探し回らなくてもよいよう、日頃から置き場所を決めておきましょう。
モバイルバッテリー・充電ケーブル
スマートフォンと一緒に確認したいのが、モバイルバッテリーと充電ケーブルです。
防災専用として非常持ち出し袋へ入れている場合はそのままで構いません。
普段もモバイルバッテリーを使用している場合には、避難時のチェック項目に入れておきましょう。
防災用として保管しているモバイルバッテリーも、いざというときに使えるよう定期的に状態を確認することが大切です。
👉 「モバイルバッテリーの選び方|災害時に必要な容量と備え」
必要な医療・介護用品

持病のある方や介護が必要な方は、普段使用している医療・介護用品も確認しましょう。
必要になるものは一人ひとり異なります。
「なくなると困るもの」
「代わりをすぐ用意できないもの」
を家族で確認し、できるものは事前に非常持ち出し袋へ準備します。
普段使用していて事前に入れられないものは、避難時チェックリストに記載しておきましょう。
ただし、すべてを持ち出そうとして避難が遅れないことが大切です。
乳幼児やペットなど家族ごとに必要なものも確認する
避難時に忘れてはいけないものは、家族構成によって変わります。
乳幼児がいる家庭では・・・
ミルク、哺乳瓶、離乳食、おむつ、などが必要になる場合があります。
ペットと同行避難する場合には・・・
リード、キャリーケース、ペットフード、必要な薬、なども確認します。
高齢者や障害のある方などがいる家庭でも、普段の生活で欠かせないものを確認しておきましょう。
家族全員について、「これがないと避難先で特に困るものは何か」を一度考えておくことが大切です。
天候や季節によって必要なものを追加する
避難するときの天候や季節によっても必要なものは変わります。
雨が降っていればレインコート、寒い時期なら上着などが必要になることがあります。
ただし、雨具や防寒用品などは、できれば普段から非常持ち出し袋へ準備しておくと安心です。
季節が変わるタイミングで非常持ち出し袋の中身を確認しておきましょう。
玄関に「避難時チェックリスト」を置いておこう
避難時は慌てているため、普段なら忘れないものを忘れてしまうことがあります。
玄関や非常持ち出し袋の近くに、チェックリストを置いておくと確認しやすくなります。
例えば
□ 非常持ち出し袋
□ スマートフォン
□ 財布・現金
□ 身分証明書
□ 普段飲んでいる薬・お薬手帳
□ 眼鏡
□ 補聴器など必要なもの
□ 家・車などの鍵
□ モバイルバッテリー・充電ケーブル
□ 家族それぞれに必要なもの
などです。
家庭によって必要なものは違うため、自分の家庭に合わせて項目を追加してください。
普段使うものは置き場所を決めておく
チェックリストを作るだけでなく、普段使っているものの置き場所を決めておくことも重要です。
例えば・・・
鍵は玄関近く、薬は決まった場所、財布はいつものバッグ、眼鏡は寝室というように、家族それぞれが普段使うものの場所を把握しておきます。
災害時に家中を探し回る必要がなくなり、避難準備にかかる時間を減らすことにつながります。
また、非常持ち出し袋そのものも、すぐ持ち出せる場所へ置いておきましょう。
危険が迫っているときは持ち物より避難を優先する

ここは特に大切です!
避難時チェックリストは、忘れ物を防ぐためのものです。
持ち物を全部そろえてから避難するためのものではありません。
大雨や洪水、土砂災害、津波、火災などの危険が迫っている場合には、荷物を探して避難が遅れるほうが危険です。
すでに避難が必要な状況なら、持ち物よりも安全な場所へ移動することを優先しましょう。
非常持ち出し袋や普段使っているものをすぐ持てる状態にしておくのは、避難時に探し物をする時間を減らすためでもあります。
非常持ち出し袋とは役割を分けて考えよう
非常持ち出し袋には、避難するときに必要になる防災用品を事前にまとめておきます。
一方、この記事で紹介したのは、「普段使っているため、非常持ち出し袋へ入れっぱなしにできないもの」が中心です。
そのため・・・
平常時
➡ 非常持ち出し袋を準備する
避難直前
➡ スマートフォン・財布・薬・眼鏡・鍵などを確認する
と分けて考えましょう。
非常持ち出し袋へあらかじめ入れておきたいものについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
👉 「非常持ち出し袋に入れるものリスト|避難時に本当に必要な持ち物を解説」
まとめ|「普段使っているもの」を忘れない仕組みを作ろう
非常持ち出し袋を準備していても、避難するときにスマートフォンや財布、薬、眼鏡、鍵などを忘れてしまうことがあります。
これらに共通するのは、普段使っているため非常持ち出し袋へ入れっぱなしにできないことです。
そこで・・・
「非常持ち出し袋に事前に入れておくもの」と「避難直前に持ち出すもの」を分けて考えておきましょう。
玄関などに避難時チェックリストを置き、普段使っているものの保管場所を決めておくと、いざというときにも確認しやすくなります。
ただし、災害の危険が迫っている場合は、忘れ物を探すことより避難を優先してください。
平常時に準備しておくことが、避難時に慌てず安全に行動することにつながります。
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