停電時の冷蔵庫対策|食品を傷ませないためのポイント

地震や台風、大雨などの災害では、停電が発生することがあります。

停電になると気になるのが、「冷蔵庫の中の食品は大丈夫だろうか」ということではないでしょうか。

冷蔵庫は扉を開けるたびに冷気が逃げてしまい、食品が傷みやすくなります。

しかし、停電時の冷蔵庫の扱い方を知っておけば、庫内の温度上昇をできるだけ抑えることができます。

この記事では、停電時に冷蔵庫の食品を守る方法や、事前にできる備えについてわかりやすく解説します。

停電したらまず冷蔵庫を開けない

停電したら、まず冷蔵庫や冷凍庫の扉をできるだけ開けないようにしましょう。

扉を閉めた状態であれば、冷蔵庫は約4時間、冷凍庫は中身が十分に入っている場合で約48時間、半分程度の場合で約24時間、低い温度を保てる目安とされています。

ただし、実際の庫内温度は室温や冷蔵庫の性能、食品の量などによって変わります。時間だけで食品の安全性を判断しないことが大切です。

冷凍庫は中身が多いほど低温を保ちやすい

厚生労働省は通常時の食品衛生について、冷蔵庫・冷凍庫の詰めすぎに注意し、7割程度を目安としています。

冷凍庫に空きがある場合は、保冷剤などを普段から凍らせておくと、停電時の保冷にも活用できます。

停電が長引いたら傷みやすい食品の扱いに注意する

肉や魚、卵、牛乳、乳製品、作り置きのおかずなど、冷蔵が必要な食品は温度が上がると食中毒の危険が高まります。

停電が長時間続いた場合は、「もったいないから早く食べる」と考えるのではなく、食品が適切な温度で保存されていたかを確認することが大切です。

特に停電が長引き、十分な低温を保てなかった食品は、安全を優先して処分することも必要です。

非常食については、「非常食の選び方と備蓄のポイント|災害に備えたい食品を紹介」で詳しく紹介しています。

解凍した冷凍食品は状態を確認する

停電によって冷凍食品が解凍し始めた場合は、食品の温度や状態を確認しましょう。

氷の結晶が残っているなど、十分に低い温度が保たれている食品は再冷凍できる場合があります。

一方、長時間温度が上がった食品については、再冷凍すれば安全になるわけではありません。

判断に迷う場合は安全を優先しましょう。

保冷バッグやクーラーボックスを活用する

停電が長時間続く場合は、保冷バッグやクーラーボックスが役立ちます。

保冷剤や凍らせたペットボトルと一緒に食品を移すことで、冷たさを長く保てます。

停電直後から何度も冷蔵庫を開けて食品を移す必要はありません。

停電が長引くことが分かった場合などに、保冷剤やクーラーボックスを活用しましょう。

日頃からできる停電対策

停電時に慌てないためには、普段から準備しておくことが大切です。

例えば、保冷剤を多めに凍らせておく、凍らせたペットボトルを用意する、冷凍庫はできるだけ空きを作らない、非常食を備蓄する、カセットコンロを準備する、などの対策がおすすめです。

また、飲料水やローリングストックも合わせて準備しておくと安心です。

ローリングストックについては、「ローリングストックとは?|無理なく続ける防災備蓄のコツ」で詳しく紹介しています。

停電が復旧したら食品の安全を確認する

電気が復旧しても、冷蔵庫の食品がすべて安全とは限りません。

停電していた時間や庫内温度、食品の種類などを確認しましょう。

異臭や変色などがある食品はもちろん食べないようにしますが、見た目やにおいだけで食品の安全性を判断することはできません。

「少し食べて確認する」といった味見も避けましょう。

安全かどうか判断できない食品は、「もったいない」よりも安全を優先して処分することが大切です。

カセットコンロの備蓄は、「カセットコンロのガスは何本必要?|家族人数別の備蓄目安を解説」で詳しく紹介しています。

冷蔵庫用温度計があると判断しやすい

停電時の食品の安全性は、「何時間停電したか」だけでなく、食品がどのくらいの温度になったかも重要です。

冷蔵庫・冷凍庫用の温度計を入れておくと、停電後に庫内温度を確認する目安になります。

まとめ

停電時は、冷蔵庫を開けないことが食品を守る最大のポイントです。

さらに、保冷剤やクーラーボックスを活用すれば、食品を安全に保つ時間を延ばすことができます。

災害は突然やってきます。

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