
「防災を始めたいけれど、何から準備すればいいのだろう?」
「水や食料を備蓄すればいいの?」
「非常持ち出し袋には何を入れればいい?」
防災について調べ始めると、準備するものや知っておきたいことがたくさんあり、どこから手をつければよいのか迷ってしまうことがあります。
しかし、最初からすべてを完璧に準備する必要はありません。
まずは・・・
① 自宅周辺の災害リスクを知る
② 家の中を安全にする
③ 水・食料・トイレなどを備える
④ 避難するときの準備をする
⑤ 家族との連絡方法を決める
という順番で、一つずつ進めていきましょう。
「災害に備える知恵袋」では、地震や台風、大雨、停電、断水、避難、備蓄など、家庭でできる防災対策をテーマ別に紹介しています。
このページでは、初めて防災を考える方が「何から始めればよいのか」を順番に紹介します。
まずは自宅周辺の災害リスクを確認しよう
防災を始めるときに、最初に確認しておきたいのが、
「自分が暮らしている場所では、どのような災害が起こる可能性があるのか」
ということです。
地域によって注意する災害は異なります。
例えば、洪水、内水氾濫、土砂災害、津波、高潮など、自宅周辺にどのような危険があるのかを確認してみましょう。
そのために役立つのがハザードマップです。
自宅だけでなく、避難場所や避難経路についても一緒に確認しておくと安心です。
👉 「ハザードマップの見方|自宅周辺の災害リスクと避難場所を確認しよう」
次に家の中を安全にしよう
大きな地震では、家具や家電が倒れたり、物が落下したりすることがあります。
防災用品をたくさん購入する前に、まず普段生活している場所が安全か確認してみましょう。
特に、寝室、リビング、子ども部屋、出入口、廊下、などを確認します。
背の高い家具や家電の固定、家具の配置、落下しやすい物の置き場所などを見直してみましょう。
寝ている場所の近くに倒れてくる家具がないか、避難するときに家具が出入口をふさがないかも重要なポイントです。
👉 「家具・家電の転倒防止対策|地震から家族を守る固定と配置のポイント」
地震への備えをまとめて確認したい方はこちらをご覧ください。
👉 「🏠 地震対策もくじ|地震から命を守るために今できる備え」
水・食料・非常用トイレを備えよう
自宅が安全であっても、災害によって電気・水道・ガスが止まったり、物流が滞ったりすることがあります。
そこで、家庭である程度生活できるように備蓄を準備しておきます。
まず考えたいのが、水・食料・非常用トイレです。
この3つから始めると、防災備蓄を進めやすくなります。
飲料水を備える
飲料水は、災害時の重要な備蓄の一つです。
家族の人数に合わせて必要な量を考え、少しずつ準備しておきましょう。
食料を備える
非常食だけを特別にそろえる必要はありません。
普段食べている食品を少し多めに購入し、食べた分を買い足していく「ローリングストック」も活用できます。
👉 「非常食の選び方と備蓄のポイント|災害時に備えたい食品を紹介」
👉 「ローリングストックとは?|無理なく続ける防災備蓄のコツ」
非常用トイレを忘れずに
食料や水と一緒に準備しておきたいのが非常用トイレです。
断水した場合や排水設備に問題がある場合、普段どおりトイレを使用できないことがあります。
家族の人数に合わせて必要な数を準備しておきましょう。
家庭の備蓄についてまとめて確認したい方はこちらをご覧ください。
👉 「🥫 備蓄・非常食・生活用品もくじ|災害時の食料・水・日用品を備えよう」
非常持ち出し袋を準備しよう
自宅にとどまることが危険な場合には、安全な場所へ避難する必要があります。
そのときに持ち出すものをまとめたものが「非常持ち出し袋」です。
例えば・・・
- 飲料水
- 食料
- 懐中電灯
- 携帯ラジオ
- 衛生用品
- 救急用品
- 雨具
- 防寒用品
など、自分や家族に必要なものを準備します。
ただし、たくさん詰め込みすぎると重くなり、避難の妨げになることがあります。
「持っていきたいもの」ではなく、避難するときに本当に必要なものを考えて準備しましょう。
👉 「非常持ち出し袋に入れるものリスト|避難時に本当に必要な持ち物を解説」
避難直前に持ち出すものも決めておこう
非常持ち出し袋を準備していても、それだけですべての持ち物を準備できるわけではありません。
例えば・・・
- スマートフォン
- 財布
- 普段飲んでいる薬
- お薬手帳
- 眼鏡
- 補聴器
- 家や車の鍵
などは日常的に使用するため、非常持ち出し袋へ入れっぱなしにすることが難しいものです。
こうしたものは、
「避難するときに最後に持つもの」
として、玄関などにチェックリストを用意しておく方法もあります。
ただし、危険が迫っているときには、持ち物を探すことより避難を優先してください。
👉 「避難時に忘れやすい持ち物|家を出る前に確認したいチェックリスト」
避難や防災用品について詳しく確認したい方はこちらをご覧ください。
👉 「🎒 避難・防災グッズもくじ|避難に必要な持ち物と家庭の防災用品」
停電・断水への備えも考えよう
災害後、自宅に大きな被害がなくても、停電や断水によって生活が不便になることがあります。
停電すると・・・
- 照明が使えない
- スマートフォンを充電できない
- 冷蔵庫が使えない
- 冷暖房が使えない
などの問題が起こります。
断水すると・・・
- 飲み水
- トイレ
- 入浴
- 洗濯
- 食器洗い
など、生活のさまざまな場面に影響します。
懐中電灯やモバイルバッテリー、飲料水、非常用トイレなどを準備するとともに、電気や水道が止まったときにどう生活するのかも考えておきましょう。
👉 「🕯️ 停電・断水対策もくじ|ライフラインが止まっても困らないための備え」
台風や大雨は早めの情報収集を
地震は突然発生しますが、台風や大雨などは、事前に気象情報を確認しながら備えられる場合があります。
雨や風が強くなってから準備を始めるのではなく、早めに情報を確認することが大切です。
特に、ハザードマップ、気象情報、自治体からの避難情報、避難場所、避難経路、などを確認しておきましょう。
「まだ大丈夫だろう」と考えるのではなく、自分や家族の状況に合わせて早めに行動することも重要です。
👉 「🌪️ 気象災害対策もくじ|台風・大雨・洪水・土砂災害・大雪への備え」
家族に合った防災対策を考えよう
必要な防災対策は、すべての家庭で同じではありません。
例えば・・・
赤ちゃんがいる家庭
→ ミルク・離乳食・おむつなど
子どもがいる家庭
→ 子ども自身が身を守るための防災教育
高齢者がいる家庭
→ 薬・お薬手帳・眼鏡・補聴器・早めの避難
障害のある方
→ 必要な支援・医療用品・情報取得や意思疎通の方法
一人暮らし
→ 一人での避難判断・備蓄・連絡先
ペットがいる家庭
→ フード・水・薬・キャリーケースなど
といった備えも必要になります。
基本的な防災対策を準備したうえで、
「自分や家族にとって、なくなると特に困るものは何だろう」
と考えてみましょう。
👉 「👪 ライフスタイル別の防災対策もくじ|家族構成や暮らしに合わせた災害への備え」
家族で避難場所と連絡方法を決めよう
災害は家族全員が自宅にいるときに起こるとは限りません。
仕事中、学校、買い物、外出中など、家族が別々の場所にいるときに災害が起こることもあります。
そのため、どこへ避難するか、どこで待ち合わせるか、どのように安否を確認するか、電話がつながらない場合はどうするか、高齢者や障害のある家族を誰が支援するか、ペットをどう避難させるか、などを家族で話し合っておきましょう。
一度決めたら終わりではなく、引っ越しや家族構成の変化などに合わせて見直すことも大切です。
👉 「家族防災会議の進め方|災害時に慌てないための話し合い」
防災についてもう少し知りたい方へ
防災用品をそろえることだけが防災ではありません。
過去の災害から学んだり、地域の防災訓練に参加したり、災害時の情報源を知っておいたりすることも大切です。
当サイトでは、防災の日、過去の大災害、ことわざや言い伝え、地域の防災訓練、災害後の心のケアなど、防災について考えるための記事も紹介しています。
👉 「🤔 防災コラム・豆知識もくじ|防災を学び、日々の備えに役立てよう」
防災は何から始めればいい?迷ったらこの順番
ここまでいろいろな防災対策を紹介しましたが、全部を一度に行う必要はありません。
「結局、何から始めればいいの?」と迷ったら、次の順番で確認してみましょう。
① ハザードマップを見る
自宅周辺で起こる可能性のある災害を確認します。
② 家の中を安全にする
家具や家電の転倒、落下物などを確認します。
③ 水・食料・非常用トイレを備える
家庭で生活を続けるための基本的な備蓄を準備します。
④ 非常持ち出し袋を作る
避難するときに必要なものをまとめます。
⑤ 停電・断水への備えをする
明かり、電源、水、トイレなどを確認します。
⑥ 避難場所と避難経路を確認する
実際にどこへ、どのように避難するのかを考えます。
⑦ 家族との連絡方法を決める
離れているときの安否確認や集合場所について話し合います。
ここまでできれば、防災の基本的な準備がかなり整ってきます。
その後、自分の地域や家族構成に合わせて必要な備えを追加していきましょう。
災害に備える知恵袋の7つの防災カテゴリー
当サイトでは、防災情報を7つのテーマに分けて紹介しています。
🏠 地震対策
地震が起きる前の備え、地震発生直後の行動、家具の転倒防止、津波、地震火災、外出先や車・エレベーターでの地震などを紹介しています。
👉 「🏠 地震対策もくじ|地震から命を守るために今できる備え」
🌪️ 気象災害対策
台風、大雨、洪水、土砂災害、大雪への備えや、避難するタイミングなどを紹介しています。
👉 「🌪️ 気象災害対策もくじ|台風・大雨・洪水・土砂災害・大雪への備え」
🥫 備蓄・非常食・生活用品
食料、飲料水、非常用トイレ、カセットコンロ、ローリングストックなど、家庭で準備しておきたい備蓄を紹介しています。
👉 「🥫 備蓄・非常食・生活用品もくじ|災害時の食料・水・日用品を備えよう」
🕯️ 停電・断水対策
停電や断水が起きた場合の対処法や、冷蔵庫、暑さ・寒さ、入浴、洗濯、食器洗いなど、ライフラインが止まったときの生活について紹介しています。
👉 「🕯️ 停電・断水対策もくじ|ライフラインが止まっても困らないための備え」
🎒 避難・防災グッズ
非常持ち出し袋、防災ポーチ、避難直前に確認したいもの、自宅避難など、避難と防災用品について紹介しています。
👉 「🎒 避難・防災グッズもくじ|避難に必要な持ち物と家庭の防災用品」
👪 ライフスタイル別の防災対策
赤ちゃん、子ども、高齢者、障害のある方、一人暮らしの方、ペットと暮らす家庭など、家族構成や暮らしに合わせた防災対策を紹介しています。
👉 「👪 ライフスタイル別の防災対策もくじ|家族構成や暮らしに合わせた災害への備え」
🤔 防災コラム・豆知識
防災の日、家族防災会議、地域の防災訓練、過去の大災害、災害時の情報源、災害後の心のケアなど、防災について知り、考えるための記事を紹介しています。
👉 「🤔 防災コラム・豆知識もくじ|防災を学び、日々の備えに役立てよう」
まとめ|できることから一つずつ防災を始めよう
防災について調べると、準備しなければならないことがたくさんあるように感じるかもしれません。
しかし、最初から完璧を目指す必要はありません。
まずはハザードマップを見てみる。
家具の配置を確認する。
水を少し多めに備える。
非常用トイレを準備する。
家族と避難場所について話してみる。
こうした一つひとつの行動が、災害への備えにつながります。
そして、防災用品や備蓄は一度準備して終わりではありません。
家族構成や生活環境の変化に合わせて、ときどき見直していきましょう。
「災害に備える知恵袋」では、地震・気象災害・備蓄・停電・断水・避難など、家庭で実践しやすい防災情報をテーマごとに紹介しています。
何から始めればよいか迷ったときは、このページに戻って一つずつ確認してみてください。
今日できる小さな備えから始めていきましょう。
